『クリスマス』
…イエス・キリストの誕生日(らしい)
カップル達がやたらと騒いでいるのを気にも止めずに過ごしてきた
…今までは。
今年は何故か気になって仕方がない。といっても理由は判っているのだけど…。
ロイ・マスタング大佐、彼と付き合い始めたからだ。
恋心とは不思議なもので柄じゃないと自分で判っていても
恋人同士のイベントなどに参加したくなる…。
大佐もそんな俺の願いを叶えてくれるから嬉しくて
次も、いつまでも…と思ってしまう。
バレンタイン、ホワイトデー、七夕、お互いの誕生日…は、一緒に過ごすことが出来た。
でも、今日のクリスマス、俺は西の地域にある大きな図書館に居る。
東方司令部に居る大佐とは正反対の位置に居ることになる…。
「こんなことになるならさっさと切り上げりゃ良かった〜…」
今更ながらに愚痴を口にしてみるが答えてくれる人もおらず、全く意味が無い。
「…逢いたいな…」
ただ一つ願うのは、彼が同じ事を考えていて欲しいということ…。
―そんなクリスマスの日―
<<back